ONIGURUMI DYED

ONIGURUMI DYED

2025.09.17 FEATURE

25AW COLLECTIONから
「ONIGURUMI DYED」が登場

天然染料で染め上げた生地には、どこか色の“ゆらぎ”が宿り、奥深い表情を見せる。天然染料は植物・樹皮・実などから抽出されるため、複数種類の色素分子が混在します。これら色素はそれぞれ微妙に異なる波長を吸収・反射するため、光の干渉が複層的になり、一色の中に微細なゆらぎ(ニュアンス)が生まれます。結果、単一色に見えても、多層的な光のスペクトルが含まれるため「奥深い」印象を与えます。その美しい色味を、時を重ねても変わらず保ちたい――。

その思いから、独自の反応染で生地を下染めした後、日本の大地に古くから自生する『鬼胡桃(オニグルミ)』の堅牢な殻や外皮から抽出した天然染料で、さらに丁寧に染め上げました。自然が授ける深みのある色合いと、現代の技術がもたらす色落ちしにくい安定感――その二つが響き合い、生まれたのが『ONIGURUMI DYED』です。

ONIGURUMI DYED
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FABRIC

ONIGURUMIとは

ONIGURUMI DYED

オニグルミとは縄文時代から日本に自生するクルミの一種で、日本に古くから生えていた種です。種子の表面はデコボコしており、このごつごつした表面が鬼の顔に見えることから「鬼」が付けられました。奈良時代には既にオニグルミ染が紙などに施されていたと言われています。

オニグルミが織りなす
唯⼀無⼆のブラウン

天然染料は⽇焼けや⾊抜けといった難点を抱えています。そこで私たちは独⾃の助剤を⽤いた染⾊⽅法を使⽤し、それらを防ぎつつ、天然染料ならではの⾊合いを安⼼して⻑く楽しんでいただけるように仕上げています。

職⼈の⼿仕事で⾊を引き出す

ONIGURUMI DYED

オニグルミの殻や外皮から色を抽出する工程は、一つひとつ職人の手で丁寧に進められます。煮出す時間のわずかな違いによって、染液の色味は日ごとに、また季節ごとに微妙な変化を見せます。ほんの数分の差で、明るさや深みが変わるため、求める理想のブラウンへと近づけるには、長年の経験で培われた感覚と技術が欠かせません。

ONIGURUMI DYED

濾過工程

ONIGURUMI DYED

染色機

煮出しを終えると、次に待っているのは濾過の工程です。厚みの異なる布を選び、少なくとも二度、丁寧に濾すことで、微細な不純物を取り除きながら、染液の質感を整えていきます。そのひと手間が、後の染色の発色や色持ちを大きく左右するのです。こうした見えない工程こそが、奥行きのある色味を最大限に引き出すための大切な過程。丹念に準備された染液で生地を染め上げます。

⼿間と技術が⽣む特別な⾵合い

ONIGURUMI DYED

幾重もの手仕事と技術が折り重なり、ただの「染め」では終わらない深い色合い。ONIGURUMI DYED の生地が放つ特別な風合いは、まさに自然と人の対話の結晶です。自然の恵みと職人の感性が合わさった唯一無二の色合いは、時を重ねるほどにその真価を感じていただけます。


⼿仕事が⽣む、時を重ねても色褪せない特別な3型

鬼胡桃の天然染料が生み出す奥深いブラウンを表現した「ONIGURUMI DYED」は、デニムジャケット1型、ジーンズ2型を展開します。時を重ねても色褪せない、特別な一着をお楽しみください。

ONIGURUMI DYED

#002 DENIM JACKET - ONIGURUMI DYED

ややゆとりのある⾝幅、程よい着丈が特⻑的な最もベーシックなフィットのダブルポケットジャケット。シルエットの美しさと快適な着⼼地を追求したパターンを採⽤し、スマートで使い勝⼿の良いサイドポケットを実装。

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#200 TAPERED - ONIGURUMI DYED

太ももはややゆとりを持たせながら、膝下からテーパードをきかせることで、穿き⼼地も追求したタイトシルエット。シルエットの美しさと快適な穿き⼼地を追求したパターンを採⽤することで実現した、やや浅めの股上で細めのテーパードフィットモデル。

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#100 STRAIGHT - ONIGURUMI DYED

程よい太さの太ももをベースに、膝下にかけて緩やかなテーパードをきかせた洗練されたベーシックシルエット。シルエットの美しさと快適な穿き⼼地を追求したパターンを採⽤することで実現した、やや深めの股上で腰回りをゆったりと包み込む構造のオーソドックスな太さのストレートフィットモデル。

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