CORDUROY
手間と技術が生む、
唯一無二の「畝」
生地は、見た目だけで価値が決まるわけではありません。誰が、どんな環境で、どれだけの手間を重ね、どれだけの技術で仕上げたか。その積み重ねが、触れた瞬間のやわらかさや、着たときの立ち姿、そして長く付き合える耐久性として現れます。
今回MOMOTARO JEANSが選んだのは、スーピマ綿を原料にした13w(ウィール)のオリジナルコーデュロイ。遠州に残る仕上げ加工の現場で、最後まで整える工程を経て、しなやかなタッチと凛とした陰影が表現されています。コーデュロイの特徴である畝を生み出す工程まで行える工場は、国内に1件のみといわれています。
遠州の職人たちは、この素材を「コール天」と呼んでいます。海外から渡ってきたコーデュロイを、自分たちの技術で磨き上げてきたからです。その呼び名ひとつにも、つくり手の覚悟と誇りが込められています。

FABRIC
日本に残る最後の現場で、“仕上げる”
コーデュロイの価値は、畝の表情だけではありません。 肌に当たったときのやわらかさ。立ち姿の品。動いたときに生まれる陰影。 その一つひとつは、最後まで人が面倒を見ることでしか手に入らない領域です。この生地の背景には、遠州に残る“最後の現場”があります。効率で測れない仕事が、いまも続いています。
コーデュロイへのこだわり

触れたときのふくらみ、毛並みの揃い方、光を受けたときの静かな艶。そうした“品”は、生地を織り上げた後の工程で生まれます。手間を重ねて仕上げるからこそ辿り着ける風合いです。
水と火と刃がつくる風合い

生地は、熱と水をくぐりながら何度も揉まれ、繊維がほぐれることで畝の毛足が起き、ふっくらとした厚みが引き出されます。さらに乾燥も“水を飛ばす”だけではなく、乾かし方ひとつで柔らかさやふくらみ、着心地まで左右するため、設備と経験によって狙いの風合いへ整えていきます。

そして畝の表情をつくる起点になるのが、刃の工程です。カッチングでループに刃を入れ、糸を切ることで、一本一本の畝が生まれる。そこから揉みや洗いで毛足を起こし、畝にふくらみを持たせていきます。最後に毛焼きでケバを払い、毛並みを均一に整え、艶と輪郭を研ぎ澄ます。
日本に残る技術が宿る、唯一無二の畝

洗いと毛焼きを繰り返しながら、湿度や張りのわずかな差まで読み切って仕上げていく。その感覚が、唯一無二の陰影を生み出します。水でほぐし、乾きで整え、火で磨き、刃で立ち上げる。工程のどれか一つでも欠ければ、この質感には届きません。手間と技術を積み重ねて生まれる畝の陰影、そして仕上げの精度がもたらす品のある艶こそ、このコーデュロイの価値です。
手間と技術が生んだ生地で仕立てる、特別な2型
日本各地に残る技術をつなぎ、手間を惜しまず仕上げた生地は、MOMOTARO JEANSのモノづくりを体現する存在です。その価値を日常へ渡すために、実用性の高いワークの2型に落とし込みました。
CORDUROY JACKET
腰に大きめのポケットを配したワークジャケット。一重仕立てで軽く羽織れ、季節の境目にも長く活躍する1着。
CORDUROY TROUSERS
ウエスト調整が可能なサイドアジャスターを実装。腰回りの収まりと、美しいワイドシルエットの両立を追求したトラウザー。
